砂沙美の冒険



第2話


 翌日の朝。砂沙美が目を覚ましたとき、部屋には自分一人だ
けだった。阿重霞の服も無くなっている。少女は素早く服を着
て一階に下り、姉の姿を探した。ちょっと探してみたが、阿重
霞は家の中にはいないようだった。
 砂沙美は探すのを諦めた。
 みんながもう起きてくる。みんなお腹を空かしてるはず。

 朝食の用意をしながら、幼い皇女は昨日の夜の出来事を思い
出していた。
 お姉さまったら、全部教えてくれるって言ったのに、あたし
にヘンなことをさんざんやらせたあげくに寝ちゃうんだもの。

 ようやくみんなが起きてきて、テーブルのまわりに座ったが、
なぜか魎呼の姿もない。天地が阿重霞と魎呼の居場所を訊くと、
天地の父が、朝早くに話をしていてそのあと外に出ていったの
を見たよ、と答えた。
 やがてみんなは食事を終えてテーブルを立った。鷲羽は自分
のラボに戻った。天地は学校に行き、父の信幸は書類を抱えて
職場に向かっていった。

 美星とテーブルの後かたづけをしながら、砂沙美は姉の行き
先に首をひねっていた。

 あたしが何か言ったりするのが心配で逃げちゃったのかな?
それとも、恥ずかしいのかな?いったい、どこに行っちゃった
んだろう?

 後かたづけを終えて、美星は一眠りしようと居間に行って長
椅子に座った。

 30分位してから砂沙美がキッチンから出てくると、美星は
すっかり寝息をたてていた。少女はお洗濯の前に少し一休みす
ることにして、美星の真向かいの長椅子にかけた。

 目を閉じると、この一週間のことが浮かんできた。お股の間
に感じた奇妙な、でも気持ちよかった感覚のこと。昨日の夜の
姉との体験、美星とのお風呂での出来事。

 また、砂沙美は美星の胸を見つめていた。
 やっぱり見た目どおりに柔らかいのかな、と思った途端に、
砂沙美の体は熱く火照ってきた。反射的に砂沙美は右手を自分
のあそこに押し当てていた。何枚もの服を通してさえ、微かな
熱さが手から感じ取れた。
 砂沙美は、柔らかくて、熱く火照った美星の乳房に、その手
でふれる場面を思い浮かべた。ふと手の感触に気が付いて、砂
沙美は目を開いた。見ると、股間の、服越しに手で触ったとこ
ろで、どんどん興奮がつのってきていた。目の前で眠る美星の
姿を見ながら、砂沙美は、この奇妙な現象に首を傾げていた。

 幼い皇女の目は、美星の身体の曲線をなぞっていた。美星は
仰向けに横たわっていて、いつもの明るいピンクの上着と、ラ
イトブラウンのスラックス姿だった。息をするたびに、その胸
が上下に動く。

 砂沙美は、自分が思いついたことに、自分で赤くなった。立
ち上がって、美星の長椅子に近寄る。だが、しばらく砂沙美は
何も出来ずに美星の身体を見つめるだけだった。

 誰かに見つかったらどうしようか。
 でも、今、家にいるのはあたしだけ…。

 美星をじっと見つめたまま、砂沙美は長椅子の前に膝をつい
た。とうとう、砂沙美は右手を差し出して、目の前で上下する
乳房に手を伸ばした。美星が目を覚ます心配はなかった。庭先
で核実験でもやらかさない限り、寝ている美星を起こすことな
んて出来ないし、この日本ならなおさらそんなことはあり得な
いから。

 もう一度だけ後ろを振り向いて確認してから、砂沙美はつい
にその手で美星の胸に触れた。触った途端、砂沙美の全身を心
地よいものが通り抜けていった。美星の胸に触れた手は、初め
こそは動かせずにいたが、少しすると砂沙美はゆっくりと愛撫
するように動かしはじめた。美星は何の反応もせず、あいかわ
らず口を開けて軽くいびきをかいていた。
 胸を愛撫するうちに、砂沙美の股間にはますます熱いものが
沸き上がってきた。乳首が立ってきて、服と軽くこすれるのが
ひどく感じていた。
 ふと砂沙美は、美星の乳首も固くなってきてるのに気づいた。
砂沙美は両手を乳房に当てて両方同時に揉みはじめた。乳首が
ますます固くなっていくのを感じて、砂沙美は、それを直接見
てみたい、触ってみたいと思った。

 もう一度辺りを見回して誰もいないのを確認すると、砂沙美
は美星のシャツを脱がせ、首のところまでたくし上げた。ブロ
ンドの髪の美女はブラをしていなかった。砂沙美の目いっぱい
に、お日さまに照らされた美星の乳房がとびこんできた。
 とっても柔らかそうで、とってもあったかそう。しばらく、
砂沙美は見とれて動けなかった。目の前の光景に危うく叫び出
しそうだった。そして砂沙美は手を、ゆっくりと、静かに胸へ
と差し出した。触った途端、美星が「あん!」と小さく声をあ
げたが、すぐにまたいびきをかきだした。
 少女は両手で両方の乳房を愛撫していた。

 ほんと、思った通り、とっても柔らかくて、熱くて、それに、
とっても…おいしそう。
 でも、いったい、あたし、どうしちゃったの?からだが熱く
てたまんない。美星おねえちゃんのおっぱい、舐めてみたい。
でもどうして?

 砂沙美は顔を美星の胸に少しずつ、少しずつ近づけていく。
その衝動に抗っているつもりでも、砂沙美には我慢できなかっ
た。ついに砂沙美の唇が、美星の右の乳房の1インチ手前にま
で近づいた。砂沙美にはもう、こちらを向いているピンク色の
乳首以外のものは目に入らなかった。手で乳房を下から持ち上
げて、すうっと息を吸って、口を開いて乳首を含んだ。
 美星はまた喘ぎ声を上げたが、目を覚ますことはなかった。
砂沙美は乳首を激しく吸った。昨夜、姉の秘部に同じようにし
たとおりに、今度は美星の乳房に。時々砂沙美は吸うのを止め
て、舌で乳首を弄んだ。もう片方の手はもう一方の乳房を愛撫
している。ますます動きを早めていくと、信じられないくらい
に身体が火照ってきて、砂沙美は片手を自分の股間に当てた。
しゃぶりながら、砂沙美は服の下の自分の身体が熱くなってい
るのを感じた。
 ようやく砂沙美は口を離した。美星の胸も少女の顔も、砂沙
美の唾液でぐっしょり濡れてしまっていた。

 あたし、何してるんだろう?
 これはもうここまでにしよう、と砂沙美は思った。目を上げ
て、美星の顔を見上げる。
 美星はまだ眠ったままで、目を閉じ、口を開けていた。
 砂沙美は顔を赤くして美星の口元を見つめた。阿重霞と魎呼
がいつも見ているテレビ番組を思い出した。時々、その番組の
中で出演者がキスする場面があった。砂沙美はますます赤面し
た。今まで誰かとキスしたことなんかなかったから、どんなに
気持ちいいのか知りたかった。砂沙美は口元を拭って、美星の
顔に近寄った。砂沙美は緊張しっぱなしだった。初めのうち、
少女は美星の顔にずっと見とれていた。

 美星おねえちゃんって、きれい。ちっちゃなお鼻。きれいに
日焼けしたお肌。お口に、唇。なんてきれいな唇、とってもお
いしそう、食べちゃいたいくらい…。

 砂沙美は口を開き、目を閉じて近寄った。二人の唇が、触れ
た。幼い皇女の身体を衝撃が駆け抜けた。股間に当てていた手
が、服越しに湿り気を感じてきた。
 最初、砂沙美は動けなかった。美星の唇と自分の唇がじかに
触れ合っている感覚に、頭がクラクラした。やがて砂沙美は少
しずつ唇を動かして、口を開けたり閉じたりしながら、上の唇
に、それから下の唇にとキスしていった。

 とっても、おいしい…。

 砂沙美はどんどん素早くキスを繰り返した。美星の甘い唾液
がもっと欲しかった。でも、まだ足りない。
 砂沙美は決心した。顔を動かすのを止めると、砂沙美はゆっ
くりと舌を美星の口の中に差し込んでいった。

 気持ちいい…。
 反射的に砂沙美の手は自分の股間をゆっくり刺激しはじめて
いた。
 今、あたし、美星おねえちゃんを、本当に食べちゃってる…。

 美星の口いっぱいに舌を動かし、美星の舌と絡め合わせる。
また顔中が唾液まみれになったが、今度は自分だけのものじゃ
なかった。片手を美星の乳首に当てて、指に挟んで弄ぶと、金
髪の美少女の口から声が漏れたが、眼はあいかわらず閉ざされ
たままだった。
 砂沙美は、あふれてくる美星の唾液を飲んだ。

 おいしい…。阿重霞お姉さまのあそこのお味と同じくらい…。

 少女はふと動きを止め、顔を上げて目を開けた。
 阿重霞お姉さまのあそこのジュースは、たぶん自分が今まで
飲んだもので一番おいしかった。じゃあ、美星おねえちゃんの
は?おんなじ味なのかな?それとももっとおいしいの?

 ゆっくりと、砂沙美は長椅子から下りた。口の中に、昨夜の
姉の愛液の味がよみがえってきた。砂沙美はもう美星の胸や唇
には目もくれず、スラックスに釘付けになっていた。もう一度、
幼い皇女は辺りを見回して誰もいないことを確認すると、床に
膝をついた。

 慎重に、美星のカーキ色のスラックスのボタンを外し、素早
くジッパーを下ろすと、愛らしい真っ赤なパンティが顔を出し
た。自分や姉がはいているのより、ずっと流行のもの。砂沙美
はスラックスを全部脱がせ、パンティに手を当てた。細かい模
様が奥にまで縫い取られていて、少女はそれを目で追っていっ
た。その色は鷲羽の髪のように赤かったが、股間の奥の部分は
ずっと深い赤だった。砂沙美は笑みを浮かべながら、その深紅
のポイントに手を当てた。

 うん、やっぱりあふれてきてる。

 砂沙美は長椅子の上に戻って、美星の脚の間にひざまずいた。
左手を美星の脚に当てて落っこちないようにしながら、右手で
その赤いパンティの上から愛撫していった。

 「ああんっ!」美星が大きく叫んだ。
 びっくりして凍り付いた砂沙美だったが、美星が目を覚まし
た様子はない。一分ほど様子を見てから、少女はほっと息をつ
いて、心臓の鼓動を落ち着かせながら、愛撫を再開した。

 女の子の秘部を見たい。ジュースを味わいたい。熱い火照り
を感じたい。砂沙美はそう思ったが、同時にパンティの赤い模
様からも目を離せずにいた。砂沙美はひたすら右手で美星を愛
撫しながら、左手は自分自身の秘部にと移した。再び砂沙美の
手は自分の股間から悦楽の炎を感じとっていた。

 二、三分ほど愛撫を続けると、美星の赤いパンティは愛液で
すっかり濡れていた。これでいいや、と思った砂沙美は、すば
やく美星のパンティを脱がせると、わくわくしながら目の前の
ものに見とれた。お風呂で見た、髪と同じ金髪のヘアが目前に
あったが、今は秘部がすっかり愛液に濡れて、クリトリスが外
に顔を出していた。ちょっと考えてから、幼い皇女は目の前の
浅黒い秘部にと顔を近づけていった。両手の親指で美星の秘部
を押し開くと、愛液がどっとあふれた。匂いをかいでみると、
お姉さまのとほとんど同じだけど、ちょっと違うな、と青い髪
の少女は思った。股間の火照りがますます激しくなってきてい
たが、両手はふさがっていた。

 とうとう砂沙美は、食べちゃうことにした。ゆっくりと舌を
突きだして、秘部の下の方から上にと舐め上げた。

 すごくおいしい!
 砂沙美が舌の動きを早めると、どんどん愛液があふれてくる。
美星の奥へ奥へと舌を差し入れて最高の味を求める砂沙美は、
もっともっと欲しくなった。固くなったクリトリスを見て、砂
沙美は姉の言葉を思い出した。

 このお豆が、一番気持ちいいところなんだって言ってたっけ。
 ここをいじったらもっとジュースが出てくるのかな。

 砂沙美の舌がクリトリスを集中的に弄んだ。どんどん舐めな
がら、砂沙美は今度は口でくわえてみた。砂沙美の唇がクリト
リスを挟み込むと、美星の全身に痙攣が走ったが、美星はあい
かわらず丸太のように眠っていた。敏感なクリトリスをしゃぶ
りながら、砂沙美は姉にしてあげたように指を秘部に差し込ん
だ。二本、そして三本と指を熱い秘部の奥に入れていく。そし
てすばやく引き抜き、また差し込む。まるで泉のように愛液が
あふれてくるのを、砂沙美は秘部をしゃぶったり舐めたりしな
がら、最高のジュースをひたすら飲み干した。

 とうとう全部の指が美星の中に入った。片手を丸ごと眠る美
星の奥深くに差し込む。少女の頭はあまりの気持ちよさに混乱
していた。自分自身の股間からも愛液が滴り、パンティから脚
に沿って伝っていくのを感じていた。体内の火照りはさっきよ
りもずっと激しくなっていた。美星の中に入れた手が、つっか
えた。

 あれ、ここで終わり?いいや、違う。

 砂沙美は手の下の方に折り畳まれた肉壁を感じた。そちらの
ほうにもうちょっと手を押し込んでみる。砂沙美は美星の中に
深く入り込みながら、また愛液を飲み始めた。目を閉じていた
ので、砂沙美は自分の飲んでいる愛液に破瓜の血が混じりだし
ていたことがわからず、しばらくは愛液の味が微かに変わった
のにも気づかなかった。
 砂沙美はすっかり自分の中に沸き上がった快感に心を奪われ
ていた。手を動かすたびに、自分の胸が長椅子に当たり、その
奇妙な感覚が少女の体内にますます切なさを生み出した。また
自分のパンティから液が滴ったのを感じて、砂沙美はそこをい
じってみることにした。
 美星の愛液を飲み続け、左手で美星の秘部を押さえながら、
砂沙美は右手を自分の服の下に入れて、下着の上から触ってみ
た。ほとんどじかに自分の秘部に触れて、砂沙美は快感の声を
あげ、自分もすっかり濡れてしまっているのを感じた。

 ずっとしゃぶったまま、砂沙美は自分自身をパンティ越しに
ゆっくりと愛撫しはじめた。痺れるような快感が身体を走り、
美星の身体もコントロールを失って、秘部の中に入れていた砂
沙美の手も最後の痙攣のような締め付けを感じ取った。

 二人は、同時に絶頂に達した。砂沙美にとっては、初めての
オルガスム。

 一分ほど、少女は動けずにいた。口元には笑みが浮かんでい
た。服の下に手を差し入れたまま、呼吸を整えた。
 少しして。幼い皇女は立ち上がって床に下りた。美星の顔に
も笑みが浮かんでいた。まだ寝ていたが、もうじきお昼前のお
茶をするために起き出す頃だと、砂沙美は知っていた。急いで
キッチンからタオルを取ってきて、砂沙美は美星の身体から愛
液や唾液のあとをふき取ったが、意外とあまり残っていなかっ
た。
 美星のシャツを元通りに戻したが、真っ赤なパンティを手に
取った時、砂沙美は、これを今日の記念にすることにした。ど
うせ美星はパンティをはいていないのに気が付いても、驚いた
りはしないだろう。
 苦労してスラックスをはかせると、全ては元の通りになった。
自分の服も汚れてしまったので、砂沙美は着替えることにした。
それに、今の行為で髪紐が切れて片方のおさげがほどけてしま
って、背中まで髪が落ちてしまっていた。くしでとかして元通
りに直さなきゃならない。
 砂沙美は美星のパンティを手にした。まだ熱く、愛液に濡れ
ていた。少女はそれを鼻先に持っていって、美星の匂いをかい
だ。

「この匂いが、ずっと消えなきゃいいのに…」

 最後に美星を一瞥して、砂沙美は階段を上がって自分の部屋
に向かった。昼食までに早く仕度しなくちゃならない。急いで
いたせいで、居間の天井の隅に奇妙な黄色い機械が付いていた
ことに、砂沙美は気が付かなかった。
 それは、カメラに、似ていた…。

***

 擬似空間に浮かぶラボの中で、赤い髪の科学者が、今しがた
録画した場面をリプレイしていた。

「ふううううん、あの砂沙美ちゃんが、まさか、ねえ。ふふ、
おもしろくなりそう…」



(続く)
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