薔薇のつぼみ さくらは数学の計算問題にはまりこんでいた。昼食からずっ と午後いっぱいを宿題にとられていたのだった。だが問題を解 くことに集中できず、さくらはイライラしてうなった。 「一生懸命宿題やってるようやな。ええこっちゃ、がんばりや」 テレビゲームに夢中になったままケロちゃんが言った。 その言葉に、さくらはうんざりした顔を向けた。 「こんなの宿題じゃなくて、拷問だよぉ。もう、何だって数学 ってこんなに難しいのかなあ」 ののしるさくら。 口をすぼめただけで、相変わらずケロちゃんはテレビから視 線を外さなかった。 「しっかり勉強してたら、そんなに苦しまんですんだんとちゃ うか」 「ケロちゃんは奴隷みたいに机に縛りつけられて解けない問題 を解かされなくったっていいから、そんなこと言えるんだよぉ」 さくらが噛みつく。 「そりゃそうや、わいはそんなのせんかていいんや。勉強なん か要らんからな」 応酬するケロちゃん。 「でも、さくらはやらにゃあかん。きょーいくのいっかん、て やつやな。ま、ぼやくなぼやくな。いい成績のためってもんや」 さくらは額に血管を浮かび上がらせて、拳を振り上げた。 「お説教はたくさん!どれだけ大変か、知りもしないくせにっ!」 さくらの怒鳴り声が飛んだ。 「八つ当たりはやめいな、さくら。そもそも勉強をさぼった自 分が悪いんやで」 二人はしばらく黙り込んでしまった。 やがてさくらが溜息をついて沈黙を破った。 「考えてみたら、ケンカしたって何にもならないね」 「ああ」 一言返事だけのケロちゃん。 「ごめん、ケロちゃん。ケロちゃんの言うとおり、自分のせい だもんね。ただ、ホントに難しかったから」 素直に謝るさくらに、ケロちゃんもゲームの電源を切った。 そしてさくらに向かって飛んでいき、肩にとまった。 「まあ、怒鳴られたのはどうってことないわ。さくらはイライ ラしていたし、そもそも数学は好きな科目じゃないもんな。何 か気分転換でもした方がええと思うわ」 「そうだね、あたしもそう思う」 快活に答えて、さくらは数学の教科書を横に置いた。そして 別の本を手にとって、ペラペラめくりだした。 「実は読書感想文の課題もあるんだよね」 そう言いながら、さくらは表紙をめくった。その本の題を見 たケロちゃんが目を剥いた。 「『食欲の権化』?」 ケロちゃんはとまどった声で言うと、さくらに向かって気味 悪そうな顔を向けた。 「こんな本、どこから持ってきたんや?」 少し訝しげにさくらが笑って答える。 「お兄ちゃんがくれたんだよ」 たらりと汗をひとつぶ浮かばせて、ケロちゃんは自分のベッ ドが据えてあるタンスの方に飛んでいった。 「おまえにはお似合いの本やな」 さくらは不思議そうにクスクス笑うだけだった。 「もう寝ちゃうの?」 「う、ああ、もうヘトヘトや」 「今日なんか何もしてなかったじゃないの」 驚いたようなさくらの声が飛んできた。 「何もしないってのは、めちゃ疲れるんや」 そう言いながらケロちゃんは布団をひっかぶってしまった。 「もう、ぐうたらだなあ」 苦笑するさくら。 「この本はケロちゃんにこそお似合いだよ」 数ページを読んで、またページをめくった時、さくらの携帯 が鳴った。 「はい、もしもし?」 『あの…さくらちゃん…?』 知世だった。 「知世ちゃんかあ、どうかしたの?」 『その…ええと…お邪魔じゃありませんでした?』 口ごもりながら知世が訊く。 「ううん、読書中だったけど」 本に目をやるさくら。 「でも、後回しでもいいから。それより、何の用事?」 『私…、その…もし、さくらちゃんがよろしければ…一緒に夕 食などいかがでしょうか?』 おっかなびっくりで切り出す知世。 「うわあ、行く行くっ!」 即答するさくら。 『よろしいのですか?』 「うんっ、あ、でもお父さんに許可をもらわなきゃ」 そう言ってさくらは階段を駆け下りていった。 知世は喜びを押さえきれず、ベッドの上で跳ねた。誇らしげ な気分満喫だったが、同時にさくらが無事に父親の許しを得ら れるように必死に祈った。 「お父さんも、いいって」 さくらの声がした。 『よかったですわ!』 思わず叫んだ知世。 『一時間後に迎えの車をよこしますわね』 「わかったよ。じゃあね」 電話を切ったさくらは、ワクワクしているのが顔にでてしま っていた。 「知世の家に行くんか?」 布団の中から眠そうな声でケロちゃんが訊いた。 嬉しそうにうなずくさくら。 「おみやげにケーキ持って来てくれな」 お出かけの邪魔をする気もなく、ケロちゃんはそう言った。 「うん、いいよ」 そう言って、さくらはお風呂場に向かった。 お湯の蛇口をひねって、ゆっくり服を脱ぎながらも、いきな り知世が招待してくれたのななぜだろうと、さくらは考えてい た。 一人で淋しかったから、誰かにそばにいてほしかったのかな? それともあたしを巻き尺持って待ちかまえてるとか。新しい コスチュームを作ってくれるのかな? バスタブのお湯がいっぱいになったので、さくらはゆっくり お風呂に浸かると、湯気で何も見えなくなった。 *** 知世は部屋の中で不安げに座りながら、さくらの到着を待っ ていた。 何千本もの薔薇の香りが、室内の空気を満たしている。1分 が1時間にすら知世には感じられた。何かうっかり見逃したと ころがないかを細部まで見直し、全てが完璧であることを確認 した。 知世は立ち上がって、姿見で自分の姿をチェックした。もう 一度髪にブラシをかけ、リップクリームを塗った。 気が済んで、知世はまた椅子に腰をかけて待った。 熱々出来たてのディナーをメイドが厨房から運んできて、配 膳していった。それと同時に、自動車のクラクションの音が聞 こえた。 「時間通りですわね」 知世は一人ごちて、急いでビデオカメラのスイッチを入れ、 キャンドルを灯し、電灯を消した。 全て完了して、知世はまた椅子に座り直し、過ぎていく時間 を一秒ずつ数えた。 そして、ノックの音がした。 「どうぞ」 ドキドキしながら答えた知世は、ゆっくりと開く扉を凝視し た。 目の前に現れたものに、知世は目を見開いた。 中に入ってきたさくらは、純白のリボンに彩られた黄色のパ ーティドレスをまとっていた。蝋燭の薄明かりの中で、さくら はいつもよりいっそう美しく見えた。 さくらも知世の寝室を見回して目を丸くしていた。室内はい っぱいのブーケで飾られ、暗がりのせいでベッドは視界に入ら なかったが、テーブルに2脚の椅子が据えられていた。 そしてさくらの視線は知世に釘付けになった。知世は深紅の パーティドレスに身を包み、薄暗がりの室内と完璧に溶け込ん でいた。 「うわあ!この部屋、どうしちゃったの?」 ビックリしてさくらが訊いた。 「この特別な一夜のために、アレンジし直してみましたのよ」 知世は甘い声で答えると、さくらに近づいた。 「お座りになってね」 そう言うと、知世はさくらに席をすすめた。 さくらは促されるままにそっと席に着いた。辺りを見回して、 さくらは腰が引けて息を呑んでしまった。そしてさくらは、キ ャンドルの灯りに瞳をキラキラと光り輝やかせている知世を見 つめた。 二人のディナーが始まった。 食事におずおずと口をつけていくさくらを、知世は見つめた。 ジューシーな肉汁に濡れたさくらの唇を眼にして、知世は思わ ず自分の唇をすぼめて肉汁を舐めとった。 その様子に気づいたさくらが、ひどく赤面した。 「あの…知世ちゃん?」 「はい、何でしょう?」 「そんなにじっと見つめないで…。なんだかマナー違反しちゃ ったみたいに思えちゃうから…」 「あ、ごめんなさい」 我に返って知世は食事に戻った。だが知世はさくらが食事す る口の動きから目を離せなかった。 しばらくは沈黙したまま、二人とも会話のきっかけを待って いた。 「この牛肉の蜂蜜漬け、私も初めてですわ」 さくらをリラックスさせようと、知世はぎこちなくも会話の 口火を切った。 「あたしもだよ」 目の前に広がる豪華さに対してもやっとくつろげるようにな って、さくらは返事をした。 「ところで…どうしてディナーに招待してくれたの?」 さくらが訊いた。 知世はちょっと考えて、何と言えばいいのか確認した。 「その…私、さくらちゃんと一緒にすごす『口実』が…」 「口実?」 そんな言葉を使ったことを後悔した知世は、なんとか言いつ くろうとした。 さくらは何も言わずに席から立ち上がった。 そしてブーケが山ほど置かれたベッドに歩み寄った。薔薇の 香りに思わず笑みが漏れる。 知世も同じく立ち上がってさくらに歩み寄り、その後ろに立 ちつくしてさくらの次の言葉を待った。 「それだけなの?知世ちゃん、あたしと一緒にいたかったの?」 唇が乾くのがわかった。知世にはどうしたらいいのか、何と 言えばいいのか自分でもわからなかった。うなだれて、目を閉 じるだけだった。 「わかっていますの。全て完璧にしようと頑張って、かえって 全部台無しにしてしまっているって」 「そんなことないよっ」 さくらの言葉に、知世ははっと目を開けた。 「知世ちゃんのおかげでとても楽しいよ。こんなにいろいろ苦 心してくれて、すごく嬉しい」 これ以上自分を押さえられず、知世は駆け出してさくらをぎ ゅっと抱きしめた。 さくらも両腕を広げて、知世を受けとめた。 親友の温もりを、知世は感じた。長い間ずっと告げたかった 言葉を口にする勇気を、知世は必死にかきたてた。 「私…さくらちゃんに言わなきゃならないことがあるんですの」 「ほえ?」 さくらから離れて一歩後ずさる知世。震える唇に、知世は両 手をギュッと握りしめ、自分の勇気をありったけ絞り出した。 「…愛してます、さくらちゃん。今までずっと」 両肩にずっとのしかかっていた重荷がすっと無くなったよう に思えた。だがその救いは儚かった。目を上げると、さくらは 目を丸くして、口を閉ざしたままだった。知世にとって、今ま でこれほどショックなことはなかった。全身が震えだし、目に 涙があふれてきた。 「ご…ごめんなさい、私、さくらちゃんを傷つけてしまって…」 その場から駆け出していこうとした知世だったが、そこにさ くらが手を伸ばして知世の手を掴んだ。 さくらの両手が自分の滑らかな両手を包み込んだのを、知世 は感じた。足を停め、頬に涙を流した顔をさくらに向け、知世 は身を固くした。 「あたしも、愛してるよ」 知世がその言葉に反応する前に、さくらが先手をとって、知 世の唇にそっと口づけした。さくらの薔薇のような唇が自分の 唇に触れた感触に、知世は激しくグルグル回っているような眩 暈を覚えた。ずっと聞きたくって切ないほどに待ちこがれてい たさくらの言葉を、知世はとうとう耳にできたのだ。 知世の口の中にさくらが舌を入れてきて、知世は思わず呻い た。そして自分も同じようにさくらの口の中に舌を押し込んで いく。そしてさくらの背中を手探りして、ジッパーを下ろした。 知世の意図に気づいて、さくらはキスを中断すると、互いに 服を脱がせあうことに集中した。互いの服が一枚一枚、重なり 合って床に落ちていくたびに、知世は自分が世界で一番幸せな 女の子であることを実感していた。さくらと愛し合えるだなん て予定外のことだったが、今となってはさくらを悦ばせる目的 として、それが知世にとっての最優先事項となっていた。 互いに下着まで全部脱いでしまうと、さくらが再び唇を重ね てきた。互いの身体がぴたりとかさなるのを感じた。互いの身 体を擦り合わせると、幼い乳首が固くしこって直接触れあう。 キスを中断して、知世はさくらをそっとベッドに押し倒すと、 その上になった。 ふかふかのベッドにどさっと仰向けになったさくらは、とろ んと流し目をしながら口を半開きにして、次に知世がどうする かを待ち受けた。 艶めかしく微笑しながら、知世は近づくと、さくらのしこっ た乳首を口に含んだ。ハッと息を呑むさくらに、知世は幼い乳 房にむしゃぶりついてちゅうちゅうと吸いながら、時おり濡れ た舌でなぶった。 知世の手がさくらのプッシーにまで伸び、陰唇をいじりだし た。知世に愛撫されて自分のプッシーが熱く濡れてくるのが自 分でもわかって、さくらは悶えた。 おっぱいを吸うのを止めて、知世はさくらを愛撫することに 集中しだした。手の動きをさらに激しくして、そして優しく指 を挿入していく…。 「ああああんんん!」 濡れそぼって疼くプッシーの中に知世の指が入ってきたのを 感じて、さくらは大きくのけぞった。さくらは大きく喘いで、 知世の指にあわせて腰を使い、ゆっくりとグラインドさせ始め た。 知世は自分の手の動きによがる少女の姿に会心の笑みを漏ら した。ますます熱く濡れていくさくらのヴァギナの肉の動きを、 知世は指先に直接感じていた。その感触を満喫しつつ、知世は ますます早く激しく指を抽送し続けた。 さくらの喘ぎ声が高くなり、激しいものが全身を押し流した。 ほとんど本能的に、さくらは自分の幼い乳房をきゅっと左右か ら押し合わせていた。増大する快感に、さらに激しく腰を振っ た。 さくらがもうすぐ愛液を吹き出すであろうことを知世は察知 した。それこそ、知世の求めていたものだった。 「いいですわよさくらちゃんっ!もっと悶えて、私の名前を喚 んでくださいな!」 そう言って促しながら、知世はさらに激しく指をさくらの中 に押し込んだ。 「やめてええっ!」 ぴたっと指を止めた知世は、訝しげにさくらを見上げた。 「どうしてですの、さくらちゃん?もう少しでイケましたのに」 さくらは激しくかぶりを振った。 「とにかく抜いて!お願い!」 知世は言うことを聞いて、さくらの濡れた秘奥から、愛液で ぐっしょり濡れた指をゆっくりと抜いた。 知世の指が抜けていく感触に、さくらはまた悶えた。 二人とも少し不満だったが、さくらはもっとこの時間を味わ いたかったのだ。さくらは知世を仰向けにさせた。ニヤリと笑 って、さくらは知世の濡れた手をとると、そっとその手を知世 自身の秘所にあてがって、擦りはじめた。 悶える知世は、さくらの愛液が自分の陰唇に塗られていく感 触に夢中になった。 さくらはその手の動きを止めて、知世のプッシーに顔を寄せ ると、思いっきり顔を埋ずめ、どこの場所が感じるのかわから ないまま、無邪気に舐め始めた。 息を呑んでよがる知世に、さくらは知世の少女自身を舐め続 ける。知世がさらに両脚を大きく広げたので、さくらはもっと 知世を味わえるようになった。さくらは秘所に肉芽を見つけて、 珍しそうに見つめた。そこも舐めてあげよう、とさくらは決心 した。 「ひああああああっ!!」 絶叫する知世に、さくらはその場所に攻撃を集中した。クリ トリスを舐めるさくらの舌の動き一つ一つに、知世はますます 嬌声をあげていく。知世はますます濡れそぼり、全身が熱くな っていった。 さくらが攻めの立場をとって、知世の愛液をしゃぶっていく。 その瞬間、知世は自分がオルガスムに達しようとしていること を自覚して、さくらの顔をぐっと押しのけた。 二人の少女は激しく喘いでいた。 「わ…私もさくらちゃんを味わいたいですわ」 さくらはニッコリ笑って、シックスナインの体位になった。 ぐっしょり濡れた互いのプッシーが、互いの顔の前に突きつ けられる。 知世は深呼吸して、さくらの淫部から立ちのぼる麝香のよう な甘い香りを満喫した。そして激しく陰唇を舐めて、愛する少 女を刺激し続ける。 知世の舌がクリトリスを絡めとる感触に、さくらは絶叫した。 まるで知世が少女の性感帯を全て熟知しているかのようだった。 さくらも舌を知世の濡れそぼったプッシーに押し込んで応酬し た。 互いを舐め合い、悶える二人を、互いの愛液の味がますます 昂奮させていった。 二人の絶叫や喘ぎ声はますます大きくなり、そしてその瞬間 が近づくにつれてさらに途切れなくなっていった。二人はゆっ くりと腰を使い、互いの舌の動きに合わせて動かしていった。 知世は頬に涙を流しつつ、さくらを舐めながら大きく喘ぎ声 をあげた。知世は幸福にひたりきっていたが、それは知世の淫 部に舌を使い続けているさくらも同様だった。 誰かに声を聞かれているかもしれないなどと、二人は全く気 にもしていなかった。互いに分かち合う愛、幼い肉体で互いに 味わう感覚、二人を激しく狂わせていく快感、それらだけが二 人の全てだった。 突然、二人は同時に絶頂に達して大きく絶叫した。愛液が噴 き出し、プッシーから溢れだして、互いの顔にどっと流れ出し、 唇から口の中にも流れ込んだ。 さくらは愛液でべちゃべちゃになった足を上げ、顔を動かし て、知世にキスし、互いの口の中の愛液を味わって二人一緒の オルガスムを満喫した。 消耗したがたっぷりと満たされて、二人は互いの腕の中に抱 かれて、大きく息をついた。 「さくらちゃん、すばらしかったですわ」 囁く知世。 「もっともっと、一緒にしようね」 さくらが誘う。 「ええ、毎日だって」 二人はゆっくりと甘いキスを交わした。 知世が自分の唇を舐めて、笑った。 「これが今夜のデザート」 知世のジョーク。 熱いぬるぬるの愛液をデザートに喩えた知世の冗談口に、二 人は声をあげて笑った。さくらは涙を拭いながら微笑みかけた。 「愛してるよ、知世ちゃん」 さくらの声は、眠たげだった。 「私も愛してますわ、さくらちゃん」 知世が応えた。 二人は互いに抱き合ったまま、深い眠りの中に落ちていった。 *** 部屋の外で、園美が微笑しながら携帯電話をかけていた。 「もしもし、藤隆さん?」 『ああ、園美さんですか』 声が返ってきた。 『何かありましたか?』 「いいえ、何も問題ないわ」 園美が答えた。 「さくらちゃん、今夜はうちに泊まっていくわ。いいでしょ?」 『パジャマも持って行っていなかったでしょう。僕が届けて…』 「そんなの必要ないわよ、藤隆さん」 皮肉っぽく園美が笑った。 『そうですか、園美さんがそう言われるなら大丈夫ですね。と ころで、さくらは楽しくすごせていますか?」 「楽しくすごせてるか、ですって?」 園美が鸚鵡返しにくり返した。 「あたりまえよ」 電話を切って、園美は意味ありげに苦笑した。 「きっと驚くわよ、藤隆さん」 *作品について、魔氏さんの監修を頂き、修正を加えました。 ありがとうございます。(2003/09/20)
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